布美枝(松下奈緒)と茂(向井理)の調布の家を、売れない漫画家の戌井(梶原善)が訪ねてくる。戌井は偶然読んだ茂の漫画に感動したことと、作家を大事にしない貸本漫画業界がいかにだめかを切々と語る。茂が足をケガしたため、布美枝が代わりに原稿を届けに貸本漫画出版社を訪れたとき、出版社の富田社長(うじきつよし)は、浦木(杉浦太陽)と何かを共謀しているようだった。
帰り道、布美枝は「こみち書房」で茂の漫画を愛読する若い工員・太一(鈴木裕樹)と出会う。その翌日、村井家にあらわれた浦木は、「少年戦記の会」の発足を宣言する。茂の描く戦記漫画の読者を対象に、会報の発行や会員制の通信販売を始めようというのだ。そして「少年戦記の会」の看板を、玄関に飾り付ける。さらに浦木は『暗い戦争漫画ではなく、勇ましいものを描け』と言い残す。しかし茂は美化されたものではなく、体験に根ざしたリアルな戦争を描こうとしていた。
第31回 2010年5月3日放送
第32回 2010年5月4日放送
第33回 2010年5月5日放送
第34回 2010年5月6日放送
第35回 2010年5月7日放送
第36回 2010年5月8日放送

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