死にきれなかった藤堂が向かったのは康助の所だった。「陽平がいるからいけない」と、康助に悪意を植え付ける藤堂。 しかし、康助が銃口を向けたのは麗華にだった。これ以上、誰も傷つけないよう殺して...。死を受け入れようとする麗華。 「おかあさんを撃つな」麗華を守ろうと、康助の前に立ちはだかる眞一。
苦しむ藤堂を解放しようと自ら毒を手にする藍子。 「おまえさえ居なくなればみんな幸せになる」と、陽平に銃をつきつける藤堂。 「俺の命がみんなを救うために役に立つなら、今すぐ殺してくれ」と、藤堂に対峙する陽平。 愛とは何か。紅子の最後の選択は...。 (終)

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