5年前にタクシー運転手が殺害され、その妻のゆき絵(余貴美子)がレイプされるという事件が起きた。 捜査は捜査一課二班が担当しながらも、犯人と思われる武内(寺島進)は逃亡し、何の手がかりも無いまま時効成立の時を迎えようとしていた。 捜査一課一班の森(緒形直人)は田畑捜査一課長(橋爪功)から時効成立阻止のための助っ人として二班の捜査に参加するよう命じられる。
武内は犯行後に海外渡航した記録があるため、表向きの時効(第一の時効)の一週間後に真の時効(第二の時効)が存在するというのだ。 普段はライバル関係にある二班への助っ人ということで、森は憮然としながらもこの捜査に携わることとなった。 この事件のカギを握っているのは、ゆき絵と犯人武内との間に生まれた子供であるありさ(黒川芽以)。
その事実を知っているはずの武内が、第一の時効の成立後に彼女との接触を試みるだろうという確信が、二班班長の楠見(段田安則)にはあった。 しかし楠見は森に、事件とは全く関係のない判事の素行調査を命じる。 森は不満を感じつつ判事の調査をするのだった。 楠見の真意を測りかねたまま、森は新たに任ぜられたありさへの張り込みを続ける。

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