宮本武蔵 第一夜 (バガボンド)
慶長5(1600)年、作州吉野郷宮本村の若者・新免武蔵(しんめんたけぞう/木村拓哉)は立身出世の野望を抱き、足軽として関ヶ原の戦いに参戦した。幼なじみの本位田又八(ほんいでんまたはち/ユースケ・サンタマリア)と共に西軍に組したが、およそ18万人が入り乱れる戦場で、誰が敵で味方なのかもわからない。そんな混乱の場で、武蔵は東軍の中のひとりの男の戦いぶりに目を奪われる。流水のごとく美しい剣さばきを見せるその男こそ、終生の好敵手となる若き日の佐々木小次郎(沢村一樹)だった…。
西軍は惨敗したものの関ヶ原の戦いを生き抜いた武蔵は、又八の無事を彼の母・お杉(倍賞美津子)に知らせるため、関所を破って故郷・宮本村に帰還する。又八はお通(真木よう子)という許嫁がいながらも、逃走中に出会った妖艶な女・お甲(高岡早紀)に惑わされ、お甲と彼女の娘・朱実(夏帆)と共に姿をくらましたのだ。
追手に出くわした武蔵は、たまたまそばを通りかかった女をとっさに盾に取る。その女こそが、又八の許嫁・お通だった。結局、武蔵は、お通が身を寄せる山寺の僧侶・沢庵(香川照之)の一計によって、捕らわれの身となってしまう。 沢庵は有無を言わさず、千年杉と呼ばれる巨木に武蔵を吊るし上げる。それは荒くれ者への罰ではなく、“無謀な生き方を改めよ”と諭す沢庵なりの説教だったが、血気盛んな武蔵に深い教えなど読み取れるものではない。
「連れて行ってくれるなら、あなたを助けます!」。武蔵を千年杉から解き放ったのは、ほかならぬお通だった。又八が女と逃げたとあっては、身寄りのないお通にとってこの村にはもう居場所がなかったのだ。山に逃げ込んだ2人は、互いにほのかな思いを抱きあう。だが、川に落ちたお通が高熱に倒れ、武蔵は彼女の命を救うため沢庵に助けを求め、姫路城内の牢に投獄される。
宮本武蔵 木村拓哉 沢村一樹 真木よう子 ユースケ・サンタマリア
香川照之 松田翔太 中谷美紀 倍賞美津子
武田鉄矢 西田敏行 八千草薫 鶴見辰吾
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