何者かによって科学研究所の輸送車が襲われ、新型神経ガスが奪われた。そのガスは、半径2キロ圏内の人間を完全に無力化する威力があるといい、犯人グループは「ばら撒かれたくなかったら実力で阻止してみろ」と警察を挑発。対戦相手として、警視庁で最も優秀な人材を捜査にあたらせるよう指示してきた。矢部は、その極秘任務を任され……というより体よく押し付けられ、犯人との直接対決に臨むことに。
「自分たちの指示に従って行動し、それを成し遂げられれば、ガスの散布を阻止できる。しかし、ほかの警官の姿が見えた場合、即座にガスを撒く」。そう伝えてきた犯人グループの最初の指示は、30分以内にあるビルの屋上に行けというものだった。矢部は、犯人の目論みも分からないまま、そのビルに向かう。

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