2011年4月~7月に放送し高視聴率を獲得したドラマ、ドラマチック・サンデー『マルモのおきて』のスペシャルドラマを放送する。このドラマは平均視聴率15.8%を獲得し、7月3日の最終回では23.9%を記録した高視聴率ドラマだ。主題歌で、芦田愛菜、鈴木福、そしてムックが組むユニット「薫と友樹、そしてムック。」の歌う「マル・マル・モリ・モリ!」は大ヒットを記録し一大ブームとなり、ドラマとあわせて社会現象となった。
再び共に暮らすことになった護(阿部サダヲ)と薫(芦田愛菜)と友樹(鈴木福)とムック(犬)。薫と友樹は夏休みを迎え、護は大学の後輩・大輔(林泰文)が経営する山梨のぶどう園に遊びに行くことを決める。そこには大輔の子供で、薫と友樹と同じ年頃の兄弟・翔太(矢部光祐)と菜々(清水詩音)もいた。ぶどう園を目の前にして、大はしゃぎの薫と友樹。護も二人の姿を見てうれしそうだ。しかしそのとき彩(比嘉愛未)から、陽介(世良公則)が倒れたと連絡が入る。
護はいてもたってもいられず、急きょ子供たちを山梨へ残して東京へ戻ることを決める。薫と友樹は最初は不安がったが、護から「離ればなれでも家族」というおきてを信じて、護なしでのお泊まりを決意する。東京へ戻った護と彩。自宅でひとりだったムックはふたりの関係を進めようとおせっかいを焼く。一方、山梨では、東京からやってきた薫と友樹に最初はいたずらを仕掛けた翔太と菜々も、護が東京へ戻ってもがんばって山梨でお泊まりをすることを決めた双子を見込んで、仲間になろうと声をかける。そして、4人は「ぶどう戦士パープルフォー」を結成。4人は子供らしく基地を作ったり、花火をしたりと夏休みを堪能する。そんな翔太と菜々の両親は、実は最近うまくいっていなかった。
大輔は子供たちのためを思って、子供が小さいうちは自然に囲まれて、先祖代々引き継いできたぶどう園を家族で守る生活をさせてやりたいと考えていた。しかし妻である理沙(白石美帆)は、当初はぶどう園を手伝っていたが、最近ではぶどう園の経営もなかなかうまくいかず、以前働いていた出版社から仕事をもらってアルバイトを始めていた。理沙はお金のことも含めて、進学や就職などさまざまな選択肢のある東京で子供を育ててやりたいと思うようになり、最近大輔との会話も少なく家族との食事も別にとっていた。もちろん翔太と菜々はそれに気がついており、寂しさを感じていた。
4人は、翔太と菜々の祖母・キミからこのあたりには昔からカッパがいて、願いをひとつだけかなえてくれるという話を聞いて、翔太と菜々の両親が仲良くなれるようにお願いをしに行くことを決意するのだが…。
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阿部サダヲ
世良公則
芦田愛菜
鈴木福






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