黒沢左門（平泉成）は目付・丹羽兵部（小沢象）の命令を受けて北町奉行所に赴任してきた。久蔵追放がその目的だった。だが七人それに弥生（萬田久子）と触れ合う内、彼らの人間性に触れ、それに反して丹羽の卑劣な企みに気づいたため、丹羽を止めようと決意し死を覚悟で会いに行ったが、先手を打たれ、角田庫之助（春田純一）によって斬殺されてしまった。八兵衛（片岡鶴太郎）、久蔵（村上弘明）、総十郎（石倉三郎）、孫右衛門（おりも政夫）、兵助（山下徹大）、源吾（日野陽仁）、一郎太（末吉宏司）らは冷酷非情の左門が、実は職務に忠実過ぎた余りの冷徹さであり、真は武士の魂を持った男であることを知ったのだった。
八丁堀
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