キム・イナは、ポーカー世界選手権のファイナリストに残るほどのギャンブラーだった。イナは、ベトナム系マフィアと取引をし、イタリア・マフィアのドンであるファルコーネのために、豪華な首飾りを持ち帰る。ところが、ベトナム系マフィアに襲われたファルコーネをかばい、イナは撃たれて倒れる。その頃、教会では、イナと結婚式を挙げるはずのスヨンがイナを待っていた。地面に倒れた瀕死のイナの脳裏に、今までの人生が走馬灯のようにかけめぐる。
イナは7歳の頃から、おじのチスのイカサマ賭博の手伝いをさせられ、チスに連れられて地方の賭場をめぐる暮らしをしていた。17歳になったイナは、不良少年団の頭として、街では知られた顔だった。
イナは偶然からスヨンと知り合い、正義感が強く無垢なスヨンに強く心を引かれる。スヨンは母と死別し、父ミン・ジョンテ(チョンテ)を頼って街へ出てきたところだった。チョンテは街の映画館で映写技師をしていたが酒飲みで、チンピラのイム・デス(テス)に借金があった。一方、チスは年齢による衰えを感じ、イカサマ賭博からは足を洗おうと決意し、イナを学校に復学させる。イナが復学した同じクラスには、有名実業家チェ・ドファン(トファン)の息子チョンウォンがいた。チョンウォンは裕福な家庭に育ち、成績も優秀ではあったが、時には暴力をふるうことも辞さない父親に対して複雑な気持ちを抱いていた。チョンウォンは、みんなから「不良の頭」として恐れられるイナが、一本筋の通った性格をしていることを知り、イナに好意を抱く。ある日、ミン・ジョンテが働いている映画館へチョンウォンが映画を見に来る。チョンウォンの父の所有する映画館だったからだ。イナも、映画館で父の手伝いをして働くスヨンに会いに来ていた。そこへ、イム・デスがチョンテの借金を取り立てに来る。スヨンの父であるチョンテが殴られるのを見て、イナはチョンテに加勢、チョンウォンもイナを助ける。
オールイン運命の愛
0 コメント :
Speak up your mind
Tell us what you're thinking... !