防衛庁の第2次防FX(=次期主力戦闘機)の受注が、国のためではなく、政治家の利権のために利用されていることを知った壹岐正(唐沢寿明)は、軍人時代の人脈を利用しないという自らの申し出を撤回して、社長の大門一三(原田芳雄)に東京支社航空機部への異動を申し出る。昭和34年7月のことだった。
第2次防FXの有力候補は、近畿商事が押すラッキード社のラッキードF104と、東京商事が推すグラント社のスーパードラゴンF11の2機だった。だが、東京商事航空機部の鮫島辰三(遠藤憲一)による裏工作によって、グラント社のスーパードラゴンF11が有利な状況にあった。
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