若林光（佐々木希）は、「ＫＯＨ（コウ）」という名で売れないファッションモデルをしている。街を歩けば皆が振り返る美しさだが、スーパーの「チラシ」モデルで生活費を稼いでいるという現状だ。昔は相撲にのめり込み、ちびっ子横綱にまでなった光だが、今はその過去を封印し、一流モデルを目指しているのだ。
一方、注連縄高校の生徒・詠介（中村倫也）は、実質一人だけの相撲部部員。マネージャーの花子（赤井沙希）はやる気がなく、卓球部の顧問・田中島（忍成修吾）からは廃部を勧められている。３ヶ月後の県大会で優勝することを約束し、部の存続をはかることにした詠介は、光の父・強（宇梶剛士）が経営する「若林相撲クラブ」を訪れる。
１０年前、ちびっ子相撲で光の強さに魅せられた詠介は、「ご子息にコーチをお願いしたい」と強に懇願する。詠介は光を男だと勘違いし、ずっと憧れていたのだ。光は、強とともに現れた詠介に「相撲をやっていたことがばれたら今のモデルも続けられなくなる」と拒否反応を示す光。太っていた過去を封印し、新しい人生を歩もうとしている光に、相撲を愛し、光に憧れている詠介の想いは伝わるのか。
土俵ガール！
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