一人暮らしの老人・寺西が自宅で死亡した。極度の栄養不良に脱水症状が見られ、娘の佐知子や春恵によると、高血圧と糖尿の持病があり、右足が不自由。1週間に一度、訪問介護のヘルパーが来て身の回りの世話をしていたらしい。
一ノ瀬の見立ては衰弱による臓器不全、事件性はなし。いわゆる孤独死ということで処理しようとするが、倉石は疑問を口にする。
「なぜ死ななきゃならなかったんだ?」。 倉石は寺西が飼っている犬のタロが元気なことに疑問を抱くが、見ればドッグフードの袋が破られ、水は外水道のバケツの中に溜まっていた。空腹だったタロがドッグフードの袋を破いて…、という一ノ瀬に倉石の怒りが爆発する。袋の破れ方は犬が爪などでひっかいたものではないこと、さらには水が出ていたのも偶然なのか?タロと寺西の死は関係ない、と言い張る一ノ瀬だったが、倉石は死因に不審ありと立原らを呼びつける。
臨場2
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