留美が毎朝出勤時に挨拶を交わしている近所の主婦・朝子の夫・内田寛の変死体が自室ベッドで発見された。倉石らの見立てで寛は胸を包丁で刺されていたが、凶器はなく部屋の中に滴下血痕もなかった。つまり犯人と思われる人物が、血の滴る包丁をぶら下げて歩いた可能性もないということになる。
坂東の報告によると、事件当日、朝子は土曜休みの夫を自宅に残し、零時過ぎに息子の隼人とヒーローショーに出かけ午後3時過ぎに帰宅。夫の遺体を発見し、110番通報している。被害者の財布、台所の包丁が1本なくなっており、犯人が持ち去ったらしい。報告を聞いた倉石は他殺と断定、立原も「帳場を立てる」と宣言する。

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