交番勤務の警察官・谷本の遺体が、とある公園の遊具の中で発見された。自らの拳銃でこめかみを撃ち抜かれており、その拳銃がなくなっていることから、他殺の可能性が高い。しかし、倉石は一人毅然と「自殺だ」と言い切る。他殺なら 殉職だが、自殺となると拳銃の不正使用ということになる。世間からの批判を懸念する刑事部長の五代は倉石に強く確認するが、あくまでも倉石は自殺説を貫く。その根拠とは一体…。
しかし、そんな倉石も一つだけ引っかかることがあった。谷本の警笛が見つからないのだ。拳銃を奪った犯人が持っていったのか、それともどこかに落としたのか…。 実は谷本は元鑑識課員。倉石にとって尊敬する先輩だったが、妻を亡くし娘・絵梨華の面倒を見るため自ら所轄の地域課へ異動した。しかし、谷本は死ぬ直前まで絵梨華とはうまく行っていなかったらしい…。
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