ベトナム系マフィアとの取引を終え、豪華な首飾りをファルコーネに届けたあと、スヨンとの結婚式へと車を走らせていたイナは、すれ違った車の中にベトナム系マフィアの男を見る。気になったイナはファルコーネ邸へと取って返し、ファルコーネをかばって撃たれ、倒れる。その頃、教会では、イナと結婚式を挙げるはずのスヨンがイナを待っていたが、イナはいつまでも現れない。スヨンは何が起きたのかも分からぬまま、仕方なく大学の寮へと戻る。チョンウォンはスヨンのために情報を収集し、イナがファルコーネのもとで働いていたこと、ベトナム系マフィアとの抗争で死んだらしいことを知る。チョンウォンからそれを聞かされたスヨンは茫然自失する。スヨンはチョンウォンに連れられて韓国に戻り、修道院のシスター・マリアのもとに身を寄せる。一方、スンドンとトファンの勢力争いは激しさを増し、次第にトファンの優勢が明らかになりつつあった。
チョンウォンもビジネスにかけては父に輪をかけて冷酷であり、チニに情けをかけることは一切なかった。そんな折り、チョンウォンはテジュンの訪問を受け、「ハン・ミョンジン殺害事件の犯人は、お前の父親の秘書のヤン・スングクだ」と聞かされ、驚愕する。チョンウォンはテジュンにイナの死を教える。しかし、イナは死んではいなかった。意識が戻らないまま、ファルコーネ邸で看護を受けていたのである。イナの意識が戻ったのは銃撃戦の八ヵ月後。チョングから、スヨンはチョンウォンと共に韓国に戻ったこと、二人は自分が死んだと思っていることを知らされたイナは、絶望に打ちのめされる。
オールイン運命の愛
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