定期的に行われるパイロットの身体検査と監査フライトの時期がやってきた。一定の基準をクリアしなければ乗務停止となる検査とあって、元(木村拓哉)、内藤ジェーン(竹中直人)、安住(安住紳一郎)らパイロットにとっては緊張を強いられる季節である。
元は、グレートキャプテンと呼ばれるベテランパイロット・山上達生(柴俊夫)とともに監査フライトを受けることとなる。監査官は香田(堤真一)。実は山上は、若き日の香田を知っている人物であった。香田が外資系の航空会社から全日空に移ってきた当時、研修の教官をつとめていたのが山上だったという。
離陸も順調に済み、コックピットで山上からそんな話を聞いていたその時、ANA915便は突然積乱雲に入り、機体は激しく揺れはじめる。山上の素早い対応により危機は脱するが、元は自分の読みの甘さを反省することしきり。落とされても仕方がないかと落ち込む。
しかし元の予想とは反し、香田の厳しい監査の目は元ではなく山上にむけられていた。香田は厳しくも非情な監査結果を、自分の師匠ともいえる山上に突きつけ、山上に対する香田の冷徹な判断に元も困惑する。 さらにその後、元は山上から香田の意外な過去を聞くことに…。
GOOD LUCK
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