「僕のすべては、皆さんと同じです。」朝倉啓太(木村拓哉)の国民目線の発言が人々の心を打ち、総裁選に圧勝、日本政友党総裁となり、ついに史上最年少の朝倉啓太第92代内閣総理大臣が登場した。 啓太にはトイレに行くにもどこへ行くにもSPが付き、秘書の美山理香(深津絵里)は首席秘書官となりいずれも先輩ばかりの事務秘書官4人を従えることとなる。理香としてもやりにくさは否めない。
早速組閣に取りかかることとなるが何も分からない啓太は、神林正一(寺尾聰)に一切の組閣を託してしまう。啓太に期待していた若手議員らは神林のいいなりとなっている啓太に失望し始める。 啓太の新総理生活に待ったはない。次々と各省から総理の署名を待つばかりの様々な文書が持ち込まれる、一方、首相親任式、記者会見、ありとあらゆる閣議、と分刻みのスケジュールが啓太に襲いかかる。さらに所信表明演説の草案作りにもとりかからなくてはならない。理香には文書は読まずに署名するだけでいいと言われるが、1つの文書に啓太は目を止める。「被害」「住民訴訟」「国は責任を認めず…」といった文言が目に飛び込んできたのだ。
八ツ島湾の漁業関係者より、湾でクラゲが異常発生、漁業に影響を与えたことはダム建設によるもの、という訴えがあり、地裁は国の責任を認める判決を下した。が、これに控訴するため総理の了承を得たいという文書だった。理香の説明を聞いても、さらには、担当事務次官らの説明を聞いても納得がいかない啓太は署名できない。資料を全て見せて欲しいとまで言い始める啓太に、事務官たちは反発を覚える。一方、神林正一は啓太抜きで新閣僚たちを集めなにやら議論を始めていた。啓太は孤立してしまうのか。
CHANGE
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