ほろ酔い気分の久蔵(村上弘明)が徳利を肩にかけ夜道を歩いていると、女が癪を起こして苦しんでいるのに出くわした。介抱しようと抱き起こした途端、ならず者たちに取り囲まれ、腹の脇には女が匕首を突きつけていた。 翌朝、湯島天神裏で札差三国屋の手代の斬殺死体が発見された。即死したのは新助、もう一人の手代仙吉(根岸大介)は負傷して小石川の療養所に運び込まれたという。徳松(鼓太郎)から報告を受けても八兵衛(片岡鶴太郎)はもう物書き同心であり、探索に加わることはできない。久蔵が出仕してこないので総十郎(石倉三郎)らが現場に急行した。死体の傍らには青山と書かれた徳利の破片が散乱しており、生き残った仙吉の話では斬ったのは侍で北町の与力だと名乗ったと言う。まさか久蔵が!? 報告を受けた黒沢左門(平泉成)は激怒し、久蔵探索を厳命した。
八丁堀
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